「訪問看護のケアマネジャーに興味はあるけれど、実務経験がなくて不安」という方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、状況は「何が未経験なのか」によって変わります。この記事では、
未経験の意味の整理から、必要な経験・知識、転職後のキャッチアップの工夫までを解説します。
あなたの「未経験」はどっち?
ひとくちに「未経験」といっても、実は2つのケースがあります。
ケアマネ経験はあるが、訪問看護は未経験というケース
居宅介護支援事業所や施設でケアマネジャーとして働いてきたものの、訪問看護ステーションでの勤務経験はない、というケースです。ケアプラン作成や給付管理といった基本的な業務経験はすでにあるため、「訪問看護ステーションという環境」に慣れていく段階になります。
ケアマネ資格を取ったばかりで実務自体が未経験というケース
介護支援専門員の資格は取得したものの、ケアマネジャーとしての実務経験がまだない、というケースです。この場合は、ケアマネ業務そのものと、訪問看護という環境の両方に同時に慣れていく必要があります。
同じ「未経験」でも、この2つでは必要な準備や、転職のしやすさが変わってきます。
訪問看護ステーションのケアマネに必要な経験・知識
介護支援専門員資格は前提条件
訪問看護ステーションのケアマネジャーとして働くには、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格が必要です。これは居宅や施設のケアマネジャーと変わりません。
医療的なケアに関する基礎知識との向き合い方
訪問看護の利用者さんには、医療的なケアを必要とする方が多くいます。ケアプランを作成する際、病状や医療処置に関する基礎知識があると、看護師とのやり取りがスムーズになります。とはいえ、専門的な医療知識をすべて事前に身につけておく必要があるわけではなく、実務の中で理解を深めていく部分も大きいといえます。
看護師と連携しながら身につけていける部分
訪問看護ステーションの強みは、同じ職場に看護師がいることです。利用者さんの状態変化や医療的な留意点について、その場で確認できる環境は、未経験からのキャッチアップにおいて助けになります。
未経験からの転職で意識したいポイント
居宅・施設でのケアマネ経験がある人が転職しやすい理由
ケアプラン作成や給付管理、利用者・家族対応といった基本業務にすでに慣れているため、訪問看護という環境への適応に集中できます。
多くの求人で、ケアマネとしての実務経験を応募条件としているのはこのためです。
資格取得直後で実務未経験の場合に確認しておきたいこと
資格取得直後の場合は、ケアマネ業務そのものが初めてになるため、転職先にどの程度の教育・研修体制があるかを事前に確認しておくことが大切です。先輩ケアマネジャーからの指導を受けられる環境かどうかは、事業所によって差があります。
事業所によって教育・OJT体制に差があること
訪問看護ステーションの中には、専任のケアマネジャーを新たに配置する事業所も増えてきています。そうした事業所では、社内に先輩ケアマネジャーがいないケースもあるため、教育体制について具体的に確認しておくと安心です。
未経験でもキャッチアップしやすくする工夫
転職前にできる準備
介護保険制度や訪問看護の仕組みについて、書籍や研修で改めて整理しておくと、転職後の理解がスムーズになります。すでにケアマネ経験がある人も、訪問看護特有の制度(訪問看護指示書との関係など)を事前に確認しておくと安心です。
転職後に意識したいこと
分からないことをそのままにせず、看護師や周囲のスタッフに確認する習慣を持つことが、早く環境に慣れるための近道です。訪問看護ステーションは、日常的に多職種と情報共有する働き方が前提になっているため、「聞く」ことへのハードルが低い環境が多いといえます。
訪問看護のケアマネに向いている人
以下のような考え方を持つ人は、訪問看護のケアマネジャーとしての働き方に向いているといえます。
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一人で抱え込まず、相談しながら仕事を進めたい人
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医療的な知識を実務の中で深めていきたい人
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看護と介護の橋渡し役として、利用者さんの在宅生活を支えたい人
よくある質問
Q. 訪問看護の実務経験がなくても転職はできますか?
ケアマネジャーとしての実務経験があれば、訪問看護未経験でも選択肢になり得ます。応募条件は事業所によって異なるため、求人ごとに確認することをおすすめします。
Q. ケアマネ資格を取ったばかりでも訪問看護のケアマネになれますか?
可能性はありますが、教育・研修体制が整っている事業所かどうかを事前に確認することが重要です。
Q. 医療的な知識に自信がなくても大丈夫ですか? 基礎的な理解はあるとスムーズですが、看護師と連携しながら実務の中で身につけていく部分も多くあります。
Q. 未経験の場合、事業所選びで何を確認すればいいですか? 教育・OJT体制の有無、先輩ケアマネジャーの在籍状況、分からないことを相談しやすい環境かどうかを確認するとよいでしょう。
まとめ
「未経験」といっても、ケアマネ経験の有無によって状況は異なります。訪問看護の実務経験がなくても、ケアマネとしての経験があれば転職の選択肢になり得ますし、資格取得直後の場合は教育体制を確認することが安心につながります。訪問看護のケアマネジャーへの転職を考えている方は、まず自分がどちらの「未経験」にあたるのかを整理したうえで、事業所選びのポイントを確認してみてください。
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